サスペンションメーカーYSS社の協力により完成したスポーツスター用リアサスペンションです。全長11インチ(約279.4mm)。
プリロードアジャスター調整範囲:無段階
伸び側減衰調整:25段階
車高調整範囲:+10mm
リアサスペンションの全長を短くすることで「低い車高」が実現可能です。しかし、全長が短くなるということは同時にサスペンションのストロークが短くなることをも意味します。
市場で目にする全長の短いリアサスペンションは短いストロークで限界まで沈んでしまうことを避けるために固いスプリングが採用されております。
固いスプリングを採用したリアサスペンションは特に小柄な方が乗車される場合、十分に機能せず地面からの突き上げが「固い乗り心地」として実感されます。
低い車高と乗り心地は相反するものだというのがこれまでの常識でした。
乗り心地を犠牲にせず、低車高を実現出来るサスペンションの開発はYSSの協力を得て行われました。
YSSは1983年以来二輪、そして四輪用にサスペンションの開発、販売を続けているThailandの企業です。
Sportster用としてサスペンションを新たに設計、製作する中で特にこだわり時間を費やした箇所が前述のスプリング、およびサスペンション本体のストローク量です。
11inchサスペンションがどれほど柔軟に動作するか、それは停止状態の車両を揺さぶるだけでわかります。
サスペンションは体重50kg-70kg台の方が乗車する場合を想定して製作、
プリロード調節機能、25段階の減衰調整ダイヤル、10mmの車高調節機能が組み込まれております。
乗り心地、サスペンションとしての機能を犠牲にすることなく低い車高が実現可能な全長11inchのリアサスペンションです。